NTTドコモの電子マネー「オサイフケータイiD」

NTTドコモの電子マネー「オサイフケータイiD」

プリペイド型電子マネーほどの普及はみせていないものの、ポストペイ型電子マネーも着実に広がっている。ただ、期待したほどおサイフケータイを利用する人が多くないために苦戦しているのも事実。大手カード会社の中には独自にカード型電子マネーを発行して普及に努めるところもでてきた。

 

iDはNTTドコモが推進するブランドで、05年12月から三井住友カードの会員を対象にスタート。06年5月からはNTTドコモ自身もDCMXという独自サービスを開始した。携帯電話を子カードとして使う方式で、利用した金額はクレジットカードの利用分と合算され、後日指定口座から引き落とされる。iDはポストペイ陣営の中では利用者獲得と加盟店開拓に特に積極的で、06年には東京無線タクシーで、07年にはローソン、ファミリーマートなど全国の主要コンビニやガソリンスタンド、百貨店、スーパーなどで本格的に利用できるようになった。